misc@Y - 日々の徒然

気がつけば50台前半のビジネスマン。今は横浜を拠点に、ラン、自転車、その他細く長く楽しんでいます。パリ在住期間の徒然も楽しい記憶。

『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』 半藤一利

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日本型リーダーはなぜ失敗するのか
文春新書
著者:半藤一利

解説(Amazonの内容紹介)
決断力に欠け、情報を軽視し、従来のやり方に固執して、責任をとろうともしない。これは、太平洋戦争の指揮官たちにみられる共通の悪弊である。なぜ、こういうリーダーしか日本陸海軍は戴けなかったのか。エリート参謀たちの暴走を許したものは何だったのか。日露戦争時には東郷平八郎、大山巖という名将、そして秋山真之という名参謀がいたのに、どこでどう間違えてしまったのか。現代にも通じる「日本型リーダー」が生まれたプロセスを、日本陸海軍の組織、人事、教育の面から徹底的に解明。絶大な権力を握っていた陸軍の「派遣参謀」、適材適所の人事を阻んだ日本海軍の「軍令承行令」、単なる軍事オタクしか養成できなかった陸大・海大の教育など、実例に沿って失敗の原因をつぶさに検証する。
歴史探偵″を称する筆者が、直接会って聞いた生き残りの将、参謀の生々しい証言も傍証となっている。 リーダーの不在を嘆く前に、リーダーシップとは何か、どういう人がふさわしいのかと、我々は真剣に考えてきたのだろうか。あの戦争の失敗に、果たして真摯に向き合ってきたのだろうか。長年、昭和史研究に携わってきた著者の熱いメッセージが込められています。
【目次より】
第一章 「リーダーシップ」の成立したとき
第二章 「参謀とは何か」を考える
第三章 日本の参謀六つのタイプ
第四章 太平洋戦争にみるリーダーシップI.
第五章 太平洋戦争にみるリーダーシップII.

感想
著者は陸大・海大が育成したエリート参謀の在り方にリーダーシップの失敗の原因を求めている。
第4章、第5章で著者が結論としているリーダーの条件は次の6つ。
その一、最大の仕事は決断にあり
その二、明確な目標を示せ
その三、焦点に位置せよ
その四、情報は確実に捉えよ
その五、規格化された理論にすがるな
その六、部下には最大限の任務の遂行を求めよ
これらは時代や場面が違っても組織の中でのリーダーシップに共通のことだろう。
本著は『個人』に焦点を絞ったリーダーシップの失敗論的な内容であり、組織論の観点から太平洋戦争の日本の失敗を論じた類の本と併せて読むのが良いのではないかと思った。
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  1. 2013/07/09(火) 20:45:59|
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