misc@Y - 日々の徒然

気がつけば50台前半のビジネスマン。今は横浜を拠点に、ラン、自転車、その他細く長く楽しんでいます。パリ在住期間の徒然も楽しい記憶。

読書記録 『競争と公平感-市場競争の本当のメリット』

競争と公平感

『競争と公平感-市場競争の本当のメリット』
中公新書
著者:大竹文雄

解説(背表紙より)
日本は資本主義の国のなかで、なぜか例外的に市場競争に対する拒否反応が強い。私たちは市場競争のメリットをはたして十分に理解しているだろうか。また、競争にはどうしても結果がつきまとうが、そもそも私たちはどういう時に公平だと感じるのだろうか。本書は、男女の格差、不況、貧困、高齢化、派遣社員の待遇など、身近な事例から、市場経済の本質の理解を促し、より豊かで公平な社会をつくるためのヒントをさぐる。

感想
本書は2010年に発刊されて以来様々な雑誌や新聞などでも多々取り上げられかなり読まれているそうだ。
「競争と公平感」というテーマを深くえぐっていくのかと思っていたのだが、事例やデータを経済学的視点から分析し解説をしていくという構成。経済学はこういうことも扱うのか、と思いながら一節一節コラムのように読むことができた。

第一章の「競争嫌いの日本人」では、諸外国とのデータ比較に基づいて、日本人は「市場経済も嫌い」だが、「大きな政府による再分配政策も嫌い」という分析がされていて、世界の中で極めて特殊だとのこと。
この点、アメリカとフランスでの生活実感から考えて、同感。

本書の目次

プロローグ 人生と競争
I 競争嫌いの日本人
 1 市場経済にも国の役割にも期待しない?
 2 勤勉さよりも運やコネ?
 3 男と女、競争好きはどちら?
コラム1 薬指が長いと証券トレーダーに向いている?
 4 男の非正規
 5 政策の効果を知る方法
 6 市場経済のメリットは何か?
II 公平だと感じるのはどんな時ですか?
 1 「小さく産んで大きく育てる」は間違い?
 2 脳の仕組みと経済格差
 3 20分食べるのを我慢できたらもう一個
 4 夏休みの宿題はもうすませた?
コラム2 わかっているけど、やめられない
 5 天国や地獄を信じる人が多いと経済は成長する?
 6 格差を気にする国民と気にしない国民
 7 何をもって「貧困」とするか?
 8 「モノよりお金」が不況の原因
 9 有権者が高齢化すると困ること
III 働きやすさを考える
 1 正社員と非正規社員
 2 増えた祝日の功罪
 3 長時間労働の何が問題か?
コラム3 看護師の賃金と患者の死亡率
 4 最低賃金引き上げは所得格差を縮小するか?
 5 外国人労働者受け入れは日本人労働者の賃金を引き下げるか?
 6 目立つ税金と目立たない税金
エピローグ 経済学って役に立つの?
競争とルール あとがきにかえて
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  1. 2013/02/15(金) 21:00:56|
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