misc@Y - 日々の徒然

気がつけば50台前半のビジネスマン。今は横浜を拠点に、ラン、自転車、その他細く長く楽しんでいます。パリ在住期間の徒然も楽しい記憶。

読書 『考えることの科学-推論の認知心理学への招待』

考えることの科学


考えることの科学-推論の認知心理学への招待
出版社: 中公新書(1997/2)
著者:市川伸一

内容紹介
日常生活での思考は推論の連続といえる。その多くは論理形式に従うより、文脈情報に応じた知識を使ったり、心の中のモデルを操作してなされる。現実世界はまた、不確定要素に満ちているので、可能性の高さを直観的に判断して行動を決めている。推論はさらに、その人の信念や感情、他者にも影響される。推論の認知心理学は、これら人間の知的能力の長所と短所とをみつめ直すことによって、それを改善するためのヒントを与えてくれる。(本書表紙より)

感想
本書は「中公新書のロング&ベスト・セラー」のようだ。
本屋で目にした時に帯に「あなたの思考にはクセがある。論理ばかりが推論の主役ではない。感情、信念、状況も大きな影響を与えている。知的能力の長所と短所とは」と書かれていて、つい気になって手にした。

著書は「本書のメインテーマは、人間の推論について、心理学の立場から眺めてみようということである。」と冒頭述べている。3部構成で、Ⅰ部は論理的推論、Ⅱ部は確率的推論、Ⅲ部は推論を方向づける知識、感情、他者 を扱っている。
数学が得意でない、特に帰納、演繹といったことばや統計・確率の数式が意味不明な自分にはⅠ部、Ⅱ部の理解は難しかった。
Ⅲ部の中で、思考のクセとして認識しておきたいと思った点をいくつかメモ。
「社会的な関係の中での推論というのは、さまざまなバイアスを持っている。こうしたバイアスが生まれるのは、私たち人間が、基本的に自分の自尊感情を満たしたいと思っているからではないだろうか。」
「「こうあってほしい」という期待が推論を方向づけてしまう。推論のための材料を集める段階から。すでにこうした傾向がある」
「自分の考えに合っていることや。自分に都合の良いことに向かって積極的に情報収集をし、都合の悪いことは直視したがらないのである。」
自分の思考のクセに照らし合わせることができます。
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  1. 2011/07/26(火) 18:56:39|
  2. BOOK REVIEW
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

No title

最近、考えていないので・・・
参考になる課題でした~~!
  1. 2011/07/28(木) 23:33:23 |
  2. URL |
  3. NOB #-
  4. [ 編集]

>NOBさん
解ってはいても、意識しないとつい忘れてしまうテーマですね。
  1. 2011/07/30(土) 22:27:51 |
  2. URL |
  3. Yoshi #-
  4. [ 編集]

No title

なんだか興味をそそられる本ですね。
個人の心理だけでなく、組織心理にも応用できそうな。。。 読んでみます。

ちなみに、最近読んだなかでお勧めの一冊を。

「イギリス近代史講義」 川北稔 講談社現代新書

欧州にいるYoshiさんには、より実感がわく分析・視点かもしれません。
  1. 2011/08/02(火) 23:31:13 |
  2. URL |
  3. kopa #-
  4. [ 編集]

>kopaさん
おっしゃる通り、組織の行動も個人の集まりですから、通じていると思います。結局、自分をどこまで客観視できるのかが課題ですかねえ。

本の紹介ありがとうございます。大英帝国の時代ですね。
  1. 2011/08/03(水) 03:10:41 |
  2. URL |
  3. Yoshi #-
  4. [ 編集]

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