misc@Y - 日々の徒然

気がつけば50台前半のビジネスマン。今は横浜を拠点に、ラン、自転車、その他細く長く楽しんでいます。パリ在住期間の徒然も楽しい記憶。

読書日記:『社会とは何か システムからプロセスへ』

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『社会とは何か システムからプロセスへ』
竹沢尚一郎 著
中公新書

■内容
「社会」という語は、どのような意味や役割を担わされてきたのか。十七世紀以降のヨーロッパで、それは初め、統治や富の増大を目的に国家が介入する空間として認識された。後に、貧困・暴力・不衛生など、「社会的な」問題が拡大し、それに対処するための対象となった。社会を複数の要素からなる複合的なものとしたのはスピノザである。人が他者とともにより良き生を築くための場という彼の構想に、社会の可能性を読む。(「BOOK」データベースより)

■目次
はじめに
第1章 社会の発明―ホッブズ、スピノザ、ルソー
第2章 社会の発見―統治性と社会問題の出現
第3章 社会の科学の成立―社会主義と社会学
第4章 社会と文化―文化の名による排除から社会統合へ
第5章 社会と共同体―複数性の社会へ
むすび―多にして一を生きる


■感想
著者がフランスで研究されていたこともあり、目次を見るとフランスの社会思想家が多く取り上げられていたり、フランスの国家形成や社会についての記述も多いので読んでみた。

1-3章では教科書にも登場した社会思想家に関する記述が整理されているので、素人的には近代社会思想について体系的に知ることができたと思える内容でした。ただ、社会思想の話なので文字面は追うことができても、自分がどこまで理解できたかは疑問。

4章はフランスの移民問題や宗教問題などを解説してくれているので、自分としては断片的な記事を整理することにつながった。ただ、これは著者が意図していることではないかも。

5章は水俣病など日本の社会問題を事例に考えて行くのですが、これまでの展開との関係からは唐突なところがあるように思いました。

社会思想史をフランスを中心に置いて読んでみるという自分の期待には十分応えてくれた本です。内容が高度なため自分は消化不良かもしれません。
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  1. 2010/10/01(金) 18:27:02|
  2. BOOK REVIEW
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