misc@Y - 日々の徒然

気がつけば50台前半のビジネスマン。今は横浜を拠点に、ラン、自転車、その他細く長く楽しんでいます。パリ在住期間の徒然も楽しい記憶。

欧州街道をゆく:ストラスブール(Strasbourg)

ストラスブールというフランス東部の街、旧市街が世界遺産に登録されている美しい街に一泊二日の観光に行ってきました。
パリからほぼ東に500KM、ドイツとの国境のアルザス・ロレーヌ地方の中心都市です。
500KMと言えば東京-大阪ほどの距離ですが、生憎往路は延々霧の中のドライブ。欧州車には大抵リアフォグランプが装備されていますが、この日はほぼ500KMにわたりこのランプのお世話になりました。自分の前を走る車はこのリアフォグランプの赤い強い光で認識、自分のクルマもこれで後ろの車から認識されるわけです。視界不良のなかでも制限速度の時速130KMで走るわけですから、緊張しながらのドライブでした。

ストラスブールはイル川に囲まれた島が旧市街、この旧市街が世界遺産に登録されています。
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ホテルはHotel du Rohanという大聖堂から30秒と、まさに観光地のど真ん中。大聖堂周辺は車両進入禁止なので近くの公共駐車場に車を置いてから徒歩でホテルに移動。ストラスブールに車で来る場合は公共駐車場に止めてから徒歩がお勧めです。

webDSCN1769.jpg 【ホテルは大変便利なロケーション】

ここがフランス?と思ってしまうような街並み。観光ガイドブックのドイツ編に載っている写真のような景色。
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【ドイツロマンチック街道の旅?】 【夕食のアルザス料理レストラン】

アルザス・ロレーヌ地方は古くからドイツとフランスが領有をめぐって争った場所で言語的にはドイツ語の方言であるアルザス語なるものが使われている。現在はフランス語を話す人が大半のようだが、レストランのメニューはフランス語とアルザス語(?)ドイツ語(?)が併記されており、フランス語ではない言葉が聞こえてきたりもした。そんな歴史的背景が街の景観にも表れている。

ホテルにチェックイン後、まずはストラスブール観光では有名なイル川の遊覧ボートで一周することに。ガイドテープには日本語解説もあり大変解りやすかった。
旧市街を離れると、突然、超現代的な建物群が出現。欧州の平和を象徴するストラスブールには欧州評議会が置かれており、それに関連するEU機関や各国の機関が置かれている。そして、日本領事館も。

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【プティ・フランス地区の木組みの家】   【欧州評議会場の建物】

遊覧船で回ったあと、プティ・フランスと言われる地区を散策。木組みの骨組みに土壁の色のコントラストが美しい一画。そして積雪対策であろう急こう配の屋根。
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【イル川の遊歩道から家の裏を眺める】 【玄関が小さく奥まってます】

街の中心にあるカテドラル(ノートルダム大聖堂)。この地域の土の色なのか、全体が赤み帯び、荘厳な雰囲気を醸し出す。パリのノートルダム聖堂より遥かに大きく、尖塔の高さは130メートル以上ある。
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【ライトアップされた姿は壮麗】  【内部は装飾の施された大空間】

ストラスブールを訪れて、『最後の授業』というドーテの小説を思い出した。国語の教科書にも採用されていたか、あるいは課題図書として読んだのか定かではないが、まさにこの地域はドイツとフランスの国境紛争の中で歴史を刻んできたんだということを実感。
以下あらすじ(WIKIPEDIAより引用)
『アルザス地方に住むフランツ少年は、学校に遅刻してしまい、アメル先生に鞭で叩かれるのでは、と心配したが、先生は何時になく優しく着席を促した。今日は教室に元村長をはじめ多くの大人たちが集まっている。アメル先生は生徒と教室に集まった大人たちに向かって、自分が授業をするのはこれが最後だと言う。普仏戦争でフランスが負けたため、アルザスはプロイセン王国(ドイツ帝国)領エルザスになって、ドイツ語しか教えてはいけないことになり、アメル先生もこの学校を辞めなければならない。これがフランス語の最後の授業だと語り、生徒も大人も授業に熱心に耳を傾ける。アメル先生は「ある民族が奴隸となっても、その母語を保っている限りはその牢獄の鍵を握っているようなもの」とフランス語の優秀さを生徒に語る。やがて終業の時が来て、プロシア兵の鳴らすラッパの音を聞いた先生は顔面蒼白。挨拶をしようにも言葉が出ず、黒板に「仏: Vive La France!」(フランス万歳!)と書いて「終了。みんな帰ってよろしい」と手で合図、“最後の授業”を終える。』

現在のこの街はとても洗練され清潔な街という印象。これからも変わらぬものと変わるものを交えながら歴史を刻んでいくのでしょう。
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  1. 2009/11/15(日) 19:37:25|
  2. 旅の記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:11
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コメント

街に歴史あり

凄い写真!まさに歴史、文化。
それを育てるのも守るのも人なんですね。
  1. 2009/11/16(月) 08:30:33 |
  2. URL |
  3. moo #-
  4. [ 編集]

500kmの大半が霧!!

リアフォグ、日本ではほとんど出番がありませんが、さすがに欧州は違いますねぇ。お疲れ様でした!!
風景がリアルに異国な感じです。
  1. 2009/11/16(月) 15:07:40 |
  2. URL |
  3. Q8 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

なつかしーw

おお~、ストラスブール、懐かしいっす~^^
ウチのちびが生まれて初めて訪れた外国の街なんで懐かしさもひとしおっす^^
早いものであれから6年が経ちますが、さすがにそのくらいでは街並みは変わりませんね(当たり前かw)
タルト・フランベーやシュークルートにベックオフ、それにクグロフなどの美味しい地元の食べ物とアルザスワインは堪能されましたか~?
翌日はroute des vinsかな?いつかまた街道沿いの小さな村々を訪ねたいっす^^
  1. 2009/11/16(月) 22:07:55 |
  2. URL |
  3. まこた #-
  4. [ 編集]

No title

アルザス・ロレーヌ地方といえば小学校の時に国語で習った記憶があります。今日から学校でドイツ語しか喋っちゃいけません。ていう悲しいお話で何故か鮮明に覚えている地名です。

それにしても素晴らしい。
  1. 2009/11/17(火) 05:43:10 |
  2. URL |
  3. hori #Qky26As2
  4. [ 編集]

No title

絵葉書のような風景ですね。一番美しい国はドイツ、、、と聞いたような気がします。
フランスとドイツの抗争というとどうしても直近の暗いイメージがありますが、その歴史は長~~~~~いんでしょうね。
ヨーロッパ一周してみたいです。
  1. 2009/11/17(火) 12:33:01 |
  2. URL |
  3. 西院梅太郎 #-
  4. [ 編集]

>mooさん
歴史、文化を育てて守る人たち、みんな郷土に誇りがあるんですね。

>Masaさん
自分はストラスブールの自転車レーンまでは気づきませんでした。
パリの自転車レーンはおっしゃるように中途半端ですよね。突然レーンが消えたり・・・市内を走るのは勇気が要ります。

>Q8さん
リアフォグに反応されるところ、やはり欧州車好きですね(笑)
次期車はまた欧州系ですね。

>まこたさん
実はまこたさんのHPを参考にさせていただいたんですよ。なので、ホテルはまこたさんの宿泊ホテルとすぐ近くでした。
シュクルート食べました。キャベツの量が多すぎ?途中で飽きちゃいました。

>horiさん
その話し教科書にありましたね。残念ながら現在は掲載教科書は無いようです。良い話なんですけど・・・

>梅太郎さん
街道をゆくを意識したタイトルにしたんですよ。
文章は稚拙ですが・・・
次はロマンチック街道かな。
  1. 2009/11/18(水) 21:56:24 |
  2. URL |
  3. Yoshi #-
  4. [ 編集]

No title

Yoshiさん
欧州生活を満喫していらっしゃるようでうらやましいです。
Yoshi さんのブログはいずれ紀行文として本に出来そうですね。出版したらサインしてください。
2年ぶりに富士チャレ100Km走ってきましたが記録はほぼ同じ、順位はだいぶ下がりました。皆さんレベルが上がっているようです。
フランスも寒くなってきたでしょうからお体お大切に。
  1. 2009/11/19(木) 05:49:28 |
  2. URL |
  3. バイクジイジ #-
  4. [ 編集]

No title

>バイクジイジさん
こんにちは。お褒めのお言葉ありがとうございます(笑)
富士チャレお疲れ様でした。毎年チャレンジされること自体がすごいことだと思います。またいつか富士SWでご一緒できれば光栄です。
現在日本にいるのですが、急に寒くなったようでこちらで風邪を引いてしまいました(泣)
  1. 2009/11/19(木) 22:33:26 |
  2. URL |
  3. Yoshi #-
  4. [ 編集]

最後の授業

この話はもちろんフランス側の視点から書かれていますが、やはり賛否両論があるようです。ドイツ人と話をすると、違う見方が出てきます。教科書に書かれなくなったのもその辺の背景があるのかなぁ?難しいものです。

来週はオーストリアとチェコを廻ります。でも国民の休日があるので一日早く出て、英国の古い友人の家を訪ねます。初めて会ってからもう20年以上の付き合いですが、彼も隠居したことだし今度で最後になるかなぁ?
  1. 2009/11/20(金) 17:19:30 |
  2. URL |
  3. こうちゃん361 #-
  4. [ 編集]

No title

なんか、美術書を見ているみたいな美しい建造物ですね。
年輪を刻んだ歴史の重厚な重みを感じます。このような環境の近くにいられるなんて羨ましいです。
  1. 2009/11/23(月) 09:47:39 |
  2. URL |
  3. 湘南浜童 #AO3aw3u6
  4. [ 編集]

>こうちゃん361さん
オーストリアとチェコ、どちらも美しい街ですね。お気をつけて。

>湘南浜童さん
街の景観をどうやって守るかを優先して考えるんでしょうね。日本にはそのような考え方が希薄なのが残念です。石と木も違いもあるのでしょうか。
  1. 2009/11/24(火) 02:22:51 |
  2. URL |
  3. Yoshi #-
  4. [ 編集]

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