misc@Y − 日々の徒然

自転車、読書、ビジネスなどmiscellaneous(さまざまな)トピックスを記録しようと思います。

読書日記:『部長の経営学』

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久しぶりの読書日記です。

『部長の経営学』筑摩新書
著者:   吉村 典久 和歌山大学経済学部教授。専攻は経営戦略論、企業統治論

【内容】
 ここ数年、会社をとりまく情況が揺らいでいる。企業買収、無理な増配要求、安定株主工作を批判する投資家。会社経営が、投資家の短期的な論理に振りまわされ、長期的な成長の青写真を描くのが難しくなった。こうした変化のなかで、繁栄の果実を手にするために、会社は何をなすべきなのか。その鍵を握るのは、部長・課長だ。「ウチの会社」に深く関わるミドル層は、会社に活力をもたらし、変革を導くパワーを秘めている。混迷の時代における企業の成長戦略を明確に記した、すべてのビジネスパーソン必読の経営論。だそうです。

【目次】
第1章 世の中にとっての企業の役割とは(株主の存在にたいするミドルの認識企業の存在意義 ほか)
第2章 日本企業を取りまく現実(株式市場の現在―資金「調達」の場から「提供」の場へ 株式市場へのキャッシュ・アウト ほか)
第3章 優良企業に見る統治の姿(長期的なコミットメントをもつプレイヤー―中長期の企業経営を担保株式所有構造に見る「同族」の存在感 ほか)
第4章 「ミドルの声」を統治に活かせるか(「ミドルの声」への注目 「株主重視」の統治形態を問う ほか)
第5章 「ミドルの声」を統治に活かすために(経営の自由度を高める持ち合い  株式の長期保有を促す工夫 ほか)

【感想】
 タイトルは部長の経営学となっていますが、内容は企業統治論といったほうが良い内容です。そして日本企業を対象にした論の展開になっていますので、興味深く読み進められました。以前読んだ『だれのための会社にするか』と扱うテーマが似ており、やはり現在の株式市場を強く意識した経営に警鐘を鳴らしています。

 最近の株価低落によりこれまで株式市場に向かっていた資金の流れが変わる潮目である昨今、しっかり考えるべきテーマだと思いました。

 減益になっても配当は維持あるいは増配により配当性向は上昇するでしょう。一方、消費者物価が上昇する中でも、労働分配率が大きく上昇することもなさそうですし、ステークホルダーへの配分バランス、内部留保とのバランスなど、舵取りの難しい時期です。こういうことも考えさせてくれる一冊でした。

コメント

うっ、よまんといけないような・・題名です。

■NOBさん
そう言っていただけると紹介して良かったです。世の中年自転車のりの方も読、んだほうがいい該当者多いんじゃないかと、、、、、

ご紹介ありがとうございます

Yoshi san,
私も読みますよ。
なかなか勉強出来ていないテーマなのです。
読むとカッカッと興奮してくるんですよね。腹も立ったりして。はは。
梅太郎

要は、その時々の流行に惑わされないことでしょうね。自分なりのしっかりとした軸を持つことが何事にも肝心なんだと思います。

うーん

非常に難しそう。ノスタルジーに浸って生きて行きたいです、できれば。現状を否定したい、んだなぁ、本心では。

■梅太郎さん
きっと興味あるテーマだと思いましたよ。
じゃまた何か面白そうなの探しますね。この手の本が多いので、もう少し幅を広げないとも思っているんですけどね。

■バイクおやじさん
バイクおやじさんがおっしゃると、やはり重みがあります。自分なりのぶれない軸が必要ですね。
ビジネス書は、その時々の時流を意識したテーマと論調がありますが、時流が変わっても読み継がれるような古典的名著にどれだけ出会えるか。。。

■Q8さん
現状を否定して理想に向かいたいと思う一方、目の前の目標と日々格闘する自分の姿がそこにある、という感じですよね。自分も同じです。。。

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