読書日記:『千年働いてきました−老舗企業大国ニッポン』
『千年働いてきました−老舗企業大国ニッポン』
出版社:角川ONEテーマ21
著者:野村 進 ジャーナリスト・拓殖大学教授

【概要】
老舗の製造業にスポットをあて、なぜ日本にだけ老舗企業が生き残るのか、会社の寿命は何で決まるのか、潰れない会社の持続力の源泉は何かを著者が実際に老舗企業を調べてエッセイ風につづっている。
【感想】
経営学の専門家でない著者が書いた本書はとても読み易く書かれています。実際に老舗企業を訪問し、調査・インタビューしたことを基に書いているが、難しい経営の専門用語を知らなくてもスッと入ってきます。
折りしも、老舗ブランド企業が(著者の言う老舗は数百年なので比較にはならないが)、コンプライアンス上の問題を起こし、消費者の信頼を失っていくことの多い昨今、ここに登場する企業を見ると、必ずしも同族経営・家族経営が悪いわけではないし、敢えて株式を非公開としている企業もある。
読んで感じたのは、環境変化にしなやかに対応し、前世代から何を受け継ぎ、次世代に何を引く継ぐのかが明確で、社会のために自分たちがどのように役立つかをしっかりと受け継いでいる企業が、高い持続性の必要条件の一つであるということは言えるようです。昨今のCSR経営もそれを意識しての経営トレンドなのでしょうか。
出版社:角川ONEテーマ21
著者:野村 進 ジャーナリスト・拓殖大学教授

【概要】
老舗の製造業にスポットをあて、なぜ日本にだけ老舗企業が生き残るのか、会社の寿命は何で決まるのか、潰れない会社の持続力の源泉は何かを著者が実際に老舗企業を調べてエッセイ風につづっている。
【感想】
経営学の専門家でない著者が書いた本書はとても読み易く書かれています。実際に老舗企業を訪問し、調査・インタビューしたことを基に書いているが、難しい経営の専門用語を知らなくてもスッと入ってきます。
折りしも、老舗ブランド企業が(著者の言う老舗は数百年なので比較にはならないが)、コンプライアンス上の問題を起こし、消費者の信頼を失っていくことの多い昨今、ここに登場する企業を見ると、必ずしも同族経営・家族経営が悪いわけではないし、敢えて株式を非公開としている企業もある。
読んで感じたのは、環境変化にしなやかに対応し、前世代から何を受け継ぎ、次世代に何を引く継ぐのかが明確で、社会のために自分たちがどのように役立つかをしっかりと受け継いでいる企業が、高い持続性の必要条件の一つであるということは言えるようです。昨今のCSR経営もそれを意識しての経営トレンドなのでしょうか。
コメント
ちょうど良かった
年末に何かを読みたいと思い、昨日近所の本屋に立ち寄りましたがあまり興味をひくものがなく、Amazonでミステリーのペーパーバックを注文しました。う〜ん、この本はなかなか面白そうなので、明日早速買いに行ってみます。
面白そうですね
Yoshiさんの文章からパッと想像したのがサントリーです。
変化への対応は大事ですね。今はマーケットは日本だけでなくなりました。年収100万円以上の人が地球に8~10億人?この人たちが同時に情報を得て買う時代ですね。今までの成功体験が役に立たない未知の大陸、、、そんなことを大前研一が言っていました。
変化への対応は大事ですね。今はマーケットは日本だけでなくなりました。年収100万円以上の人が地球に8~10億人?この人たちが同時に情報を得て買う時代ですね。今までの成功体験が役に立たない未知の大陸、、、そんなことを大前研一が言っていました。
コメントありがとうございます。
■ こうちゃんさん
この本は読みやすいので、あっという間に読み終わってしまうかもしれません。
■ 梅太郎さん
商品企画やマーケティング戦略は明らかに変わってきてますよね。資源戦争が新たな購買層を創出しているのでしょう。
大前研一はあまり読んだことがないのですが、、、ちょっとジャーナリスティックな気がしてます。
この本は読みやすいので、あっという間に読み終わってしまうかもしれません。
■ 梅太郎さん
商品企画やマーケティング戦略は明らかに変わってきてますよね。資源戦争が新たな購買層を創出しているのでしょう。
大前研一はあまり読んだことがないのですが、、、ちょっとジャーナリスティックな気がしてます。
私もほとんど知りません
Yoshiさん
大前研一はまだ読んだことがなく、ちょっと読んでみて判断しようかな、と思っています。
現場と評論と、、、どうなんでしょうね。
大前研一はまだ読んだことがなく、ちょっと読んでみて判断しようかな、と思っています。
現場と評論と、、、どうなんでしょうね。
レポート待ってます
■ 梅太郎さん
是非感想を聞かせてください。ちなみに、今日の日経のMBAの広告にでてましたが、聞いてみたい講義#1が大前研一でした。
是非感想を聞かせてください。ちなみに、今日の日経のMBAの広告にでてましたが、聞いてみたい講義#1が大前研一でした。
まだ途中ですが…
昨日の会社の帰り(休みの間に事務所内のレイアウトを変更したので)に購入。途中まで一気に読みました。F金属箔粉は実は昔仕事で接点のあった会社です。京都にあるので学生時代から名前は知っておりましたが、付き合ってみるとなかなか(良い意味で)したたかな会社でして、「小さいのにそのプライドは何なの?」と思ったことがありました。この本を読んで、社員の人の気概が分ったような気もします。
この国ではモノづくりを目指す若者がどんどんと減っています。前に勤めていた商社でも工学部大学院卒なのに、眼先の給料の高さで入社してくる人をたくさん見ました。営業職を低く見るつもりはありませんが、「苦労が多いのに報われず割に合わない」とされている技術職の面白さをどうすれば若い人に分かってもらえるのでしょうか?その解決策が国家レベルでなされないと、これらの老舗企業もこれから20年先は辛いと思います。
この国ではモノづくりを目指す若者がどんどんと減っています。前に勤めていた商社でも工学部大学院卒なのに、眼先の給料の高さで入社してくる人をたくさん見ました。営業職を低く見るつもりはありませんが、「苦労が多いのに報われず割に合わない」とされている技術職の面白さをどうすれば若い人に分かってもらえるのでしょうか?その解決策が国家レベルでなされないと、これらの老舗企業もこれから20年先は辛いと思います。
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