本日の日経新聞夕刊のコラムに一橋大学名誉教授の野中郁次郎先生が『経営は科学なのか』というタイトルでコラムを書かれていた。
これまで経営学は個別具体の事象を分析的手法を使い体系化することで経営を科学の一分野として確立しようと努力してきた。しかし、経営には人間の主観やその都度の文脈に依存する側面も重要であり、サイエンスとアートの総合が経営学の本来の使命だという論説である。
全くもってその通りだと思う。体系化された経営学の理論やケースは確かに経営のフレームワークを学び、実際のオペレーションの中でも必要な知識である。ただ、そのオペレーションを行っているのはヒトであり、様々な異なる考え方と価値観を持ったヒトとヒトがインターフェースしている上で会社がオペレーションされている。
野中先生はコラムの最後に、経営は単なる利益最大化のツールではなく、「生き方」なのだと書かれている。とても重い言葉だと思います。
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- 2007/01/26(金) 20:57:25|
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