misc@Y - 日々の徒然

気がつけば50台前半のビジネスマン。今は横浜を拠点に、ラン、自転車、その他細く長く楽しんでいます。パリ在住期間の徒然も楽しい記憶。

『日本人にとって聖なるものは何か 神と自然の古代学』

日本人にとって聖なるものとは何か

日本人にとって聖なるものは何か 神と自然の古代学
中公新書 (2015/1/25)
上野 誠

解説
一神教とは異なり、日本人にとって神は絶対的な存在ではない。山岳や森林をはじめ、あらゆる事物が今なお崇拝の対象となり得る。遠くさかのぼれば、『古事記』に登場する神々は、恋をするばかりか嫉妬もし、時に寂しがり、罪さえも犯す。独特の宗教観や自然観はどう形成され、現代にまで影響を及ぼしているか。「カムナビ」「ミモロ」などのキーワードを手がかりに記紀万葉の世界に分け入り、古代の人びとの心性に迫る。

目次
序章
第1章 神と地名の古代学
第2章 原恩主義の論理
第3章 「モリ」に祈る万葉びとたち
第4章 「カムナビ」と呼ばれた祭場、聖地
第5章 神の帯にする川
第6章 ミモロは人の守る山
第7章 畏怖と愛惜とい感情
第8章 人と天皇と神と
終章

感想
日経新聞の書評欄で紹介されていたのを記憶していて、成田空港の本屋で目に入ったので何となく購入。著者の上野誠氏の名前を知らなかったし、古代・神話の世界というのは、リアリティーが無いように思えてこの分野の本は選択肢に入らないのだけれど、日本人と神の関係とは何かなと思い読んでみた。
上野誠氏は奈良大学教授で歴史学や考古学、民俗学を取り入れた万葉研究をされている先生で、メディアでも活躍されている方です。
日本人が持つ山や川、草木にも神が宿るという多神教の霊性は、日本人だからか読んでいて自然と腑に落ちるところあり。『日本書紀』『古事記』『万葉集』などからの引用も訳文による解説もあり、それまで歴史の教科書でしか知らなかった神話の世界にも少し触れることができた。
登場する地名は奈良を舞台にしているものが大半。もしその場所を訪れたら、感慨も深いのだろう。まさに日本的思考の源泉を探る旅。
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  1. 2015/03/01(日) 19:54:28|
  2. BOOK REVIEW
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

No title

むむむ、これは読まないといけませんね!
  1. 2015/03/07(土) 00:27:34 |
  2. URL |
  3. 才 梅太郎 #-
  4. [ 編集]

>梅太郎さん

奈良の地名が登場するのでワクワクして読めると思いますよ。
  1. 2015/03/07(土) 17:59:00 |
  2. URL |
  3. Yoshi #-
  4. [ 編集]

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