読書日記:『日本歴史を点検する(新装版)』講談社文庫

海音寺潮五郎と司馬遼太郎という日本の歴史小説の系譜を代表する二大作家による対談集です。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
青年を愛した長州、薩摩急旋回の因など、維新へ向けての諸藩の動静。勝海舟、西郷隆盛、島津斉彬、吉田松陰、大久保利通など傑物たちの人物と思想。幕府の善政、尊王攘夷と危機意識、日本人の潜在秩序、維新の二つの功績、封建の土壌の功罪等々―歴史文学の巨匠二人が博識を駆使して“日本人とは何か”を考察した快著。
【目次】(「BOOK」データベースより)
封建の土壌/イデオロギーと術/天皇制とはなにか/産業革命と危機意識/西郷と大久保/日本人の意識の底/幕末のエネルギー/言語感覚の特異性
<感想>
歴史小説の大作家同士の対談なので、話し言葉とは言え、難しい観念的な文章となっているところもあり、読み返さないと頭にはいってこない部分もあるが、司馬史観が存分に展開されており、それを受け止める海音寺潮五郎の歴史造詣の奥深さが読み応えがあります。
幕末の話題が多いので、幕末・維新好きの人にはお薦めの一冊です。

