misc@Y − 日々の徒然

misc. というのはmiscellaneous(さまざま)の簡略形。 40歳で始めた自転車、読書、ビジネスや日常でのトピックスなど、徒然に記録しようと思います。

読書録 『リーダーシップの旅 −見えないものを見る』

リーダーシップの旅 −見えないものを見る
野田 智義(のだ ともよし)
金井 壽弘(かない としひろ)
光文社新書 2007年2月

本書のカバー言
 社長になろうと思って社長になった人はいても、リーダーになろうと思ってリーダーになった人はいない。リーダーは自らの行動の中で、結果としてリーダーになる。はじめからフォロワーがいるわけではなく、「結果としてリーダーになる」プロセスにおいて、フォロワーが現れる。リーダーシップは、本を読んで修得するものでも、だれかから教わるものでもない。それは私たち一人一人が、自分の生き方の中に発見するものだ。リーダーシップはだれの前にも広がっている。何かを見たいという気持ちがあれば、可能性は無限に膨らむ。自らが選択し行動することで、人は結果としてリーダーと呼ばれるのだ。

目次
序章 「リーダーシップ」はなぜ心に響かないのか
第1章 リーダーシップの旅
第2章 なぜリーダーシップが必要なのか
第3章 旅の一歩を阻むもの
第4章 旅で磨かれる力
第5章 返礼の旅

感想

 野田先生と金井先生がリーダーシップの自説をテンポよくエッセイ風に相手の論説を受ける形で主題を展開していく、どんどん先が読みたくなる本でした。古今東西の歴史上の人物、ビジネスの世界での事例を織り交ぜながら、また、リーダーシップ、組織行動、心理学の領域までの学説を参照しながらの文章は自分にとっては大変な良書だと思えました。しかもこれが新書として発刊されたことに、なお感動した。

 組織の中で部下を持ち、日々部下との関係で、上司との関係で、利害関係を持つ人との関係でマネジメントを実践していると、なかなか振り返り、基本に照らし合わせることを忘れがちになるので、時々こういった本を読み振り返ることも大切です。今、『マネジメント』と書いたが、マネジメントとリーダーシップは全く異なるものだと本書では書かれており、なるほどと納得させられた。

 『マネジメントとリーダーシップは異なる。マネジメントは、複雑性に対処し、組織の安定性と持続性を維持するために機能する。これに対し、リーダーシップは創造と変革を扱う。「見えないもの」を見て、その実現に向けて人々の価値観や感情に訴え、彼らの共感を得て、自発的な協働を促す。』
リーダーシップとは組織や肩書きを越えても成立する普遍性の高いものなんですね。
良い本に巡り合えました。

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40代前半のビジネスマン。
横浜市の北東部に暮らしています。
週末は楽しくマイペースでロードバイクで走っています。

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